「中堅社員」とは、一般的には“新人以上管理職未満”と幅広で曖昧にとらえられ、実態をつかみにくく、 企業内人材育成でも、一番手薄になりがちです。 しかし、将来企業の中核を担う人材として、ただ放ってはおけない時期です。
実際、企業の教育担当者は、「全社視点や主体性、問題解決力」の不足や、「後輩の面倒見がよくない」点などを 中堅社員の課題として捉えています(JMAM調べ)。
では、彼・彼女らに、どうやってそうした点を伸ばしてもらうのか。 それには、期待役割を、明確に伝えることが第一歩。 そして、中堅社員が発揮すべき期待役割とは、「リーダーシップ」「フォロワーシップ」「メンバーシップ」「メンターシップ」「ラーナーシップ」の5つだと弊誌は考えます。
この「5S」をこの時期にしっかりと身につけることの重要性を、識者の知見と、すでに手を打っている企業や組織の事例で示します。