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月刊 人材教育 2007年12月号

特集社内コミュニケーション新事情

バブル崩壊以降、企業は成果主義やリストラを中心とした経営建て直しの中で、それまであった社内の職縁というものを手放してしまった。景気が回復の傾向にあり、ふと気づくと組織はドライになっていた。合理的にはなったが、情がない。

そこで企業は、相互関係の中でしか人は学べないことを再認識するに至る。
そんな状況下、企業は合理化を図るために取り入れた組織内共有の知識や情報を活用する高度なシステム、ナレッジマネジメントを有効活用にするようになった。

一方で、いち早く社内コミュニケーションへの危機感を感じた企業は、社内ブログなどで社員への語りかけを始めた。そして現在、ナレッジマネジメントの進化形として、社内SNSを活用した社内コミュニケーションが発展しつつある。

この社内SNSは経営戦略の実現や人材育成のツールとして、にわかに注目を集めている。本特集では、今問われている社内コミュニケーションの実態と、役割、活用法を探っていく。