今月号の特集は「企業と学生が共に輝く インターンシップの可能性」です。
各種報道にある通り、
2016年、採用広報、選考の後ろ倒しにより、
経団連会員企業の採用活動は、大幅に短縮されることとなります。
そこで注目されているのが「インターンシップ」をめぐる変化です。
募集社数、応募人数が急増しているだけでなく、
学生を惹きつけるあの手この手の工夫を盛り込んだインターンシップが登場しています。
しかし、学生にとって期待はずれのインターンシップも少なくなく、
開催企業への志望を考え直す参加者も相次いでいるようです。
一方、長期的視点で見れば、グローバル化、デジタル化で新卒者に求められる要件は高度化。
かたや大学全入、人口減少時代を迎え、新卒人材の量、質共に低下が懸念されると同時に
グローバル人材の獲得も課題となっています。
このままでは一部のトップ企業を除き、
日本企業は深刻な人材不足に見舞われる可能性があります。
考えられる解決策とは。
中でも、「2016年問題」という潮目に立つ今、企業はインターンシップをどのように設計し、
活用してゆけばいいのでしょうか。
そんな「インターンシップの可能性」について考えます。