経営環境の変化が激しく複雑になってきた現在、トップダウンではなく、 それぞれの部署、職場、個人が自立的に変化に対応していかなければなり ません。その際、職場の要として真っ先に変化を察知しなければならない のが、管理職です。
変化に対応するためには、過去の成功に捉われずに現実と向き合い、 定期的に自らを振り返り、新しいスキルや知識を身につけていくことが必要です。 そして最も重要なのが、多様な価値観に触れ、考え方を柔軟にし、常に自己変革をすることです。 本誌では、それらを可能にするのが、「学ぶ力」(振り返り⇒気付く⇒考える⇒実行する)だと 考えています。「学ぶ力」は新入社員や中堅社員に必要だと考えられがちですが、 実は管理職こそ最も「学ぶ力」をつけることが求められているといえます。
ですが、実際には多くの管理職がプレイングマネジャー化し、学ぶ時間がないのが 現状ではないでしょうか。そうした現状を鑑み、本特集では管理職が「何を」「どのように」 「どうやって」学び続ければいいのか、そして人事部がどうしたらその学びをサポート することができるかを紹介します。