「働きがい」という概念が近年注目されているが、フレックスタイムやフリーアドレス制などの「働きやすい」環境を整えることと、「働きがい」を高めることは違う。
「働きがい」は、仕事を通じて仕事の中で得るものであり、成長や貢献を実感することなどで高まるものである。
そのためには、上司と部下がよくコミュニケーションをとり、社会における自社の存在意義と個々の仕事の意義を理解することなどが必要になる。個々の社員が自律的にキャリアを考える一方で、企業としてどのような経験や仕事を用意し、社員の人生におけるさまざまな局面をサポートしていくことができるのかを示し、お互いの信頼関係を築くことも重要である。本特集では、そのあり方を紹介する。