真のグローバル化とは、国境がボーダレスになり、さまざまな背景を持つ人たちが協働し、力を発揮していくことである。
日本国内に目を転じてみても、海外人材の採用に積極的な企業が昨今格段に増えている。
だが、“とりあえず”海外人材を採用してみたが、彼・彼女らを受け入れることができず、力を発揮してもらえないという問題も多くある。
その一方で、海外に行き、さまざまな人材をまとめていくことのできる日本人の育成問題も依然としてある。
こうした問題を解決するポイントは、グローバルに通じるコミュニケーション力にあると考え、現状の課題を浮き彫りにしたうえで、どのようにすれば、海外人材と国内の人材が共に通じ合い、力を発揮できる職場をつくることができるのかを、制度や仕組みと、個人レベルの工夫の両方を紹介し、ヒントを提示する。