履歴書に始まり事業計画書などに至るまで、ビジネスパーソンにとって「書く」ことは重要な基本です。しかし、空気が読めない履歴書、主述がわからない企画書など、昨今の職場からは、「書く力」の低下を嘆く声が聞こえてきます。ビジネスパーソンの書く力は本当に低下しているのでしょうか。そして、書く力が落ちるということは、どういうことを意味するのでしょうか。
弊誌では、文章を書く力のほかにもう1つ、大切な書く力として、「自身を成長させる書く力」があると考えます。10月号の特集ではこうした、「書く」ことの意義や重要性を追求しながら、書く力向上のヒントを、企業・学校事例やオピニオンの意見を通じて提示します。