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月刊 人材教育 2010年09月号

特集基本シリーズ 読む・書く・考える 読む力を強化する

昨今、ゆとり世代を中心とした学力低下の問題がメディアで喧伝されていますが、「読む・書く・考える」といった基本能力の低下は、学生や若手だけの問題でしょうか。パソコンばかり使っていて漢字が書けなくなった、指示待ちが増え考えなくなった――こうした状況は、もはやどの世代にも見られる事象です。
 こうした現状を踏まえ、編集部では改めて、9~11月号の3カ月連続で「読む・書く・考える」をそれぞれ特集として取り上げます。9月号は「読む力」。この「読む力」には、文章を読む、本を読むといった基本的なものから、人の気持ちを読む、数字や市場を読むといったものまでさまざまな読む力を含みます。そして、新入社員・中堅・管理職といった各階層や、職種別に求められる「読む力」を掘り下げ、それらをどのように高めていけばよいかを探りました。