企業事例(読む・書く・考える) キヤノンマーケティングジャパン コミュニケーションは読み書きから
最近の若手はデジタルの情報処理能力に長けているといわれるが、現場で必要とされるのはむしろ「読む・書く・考える」という、アナログの基礎的能力。こうした能力の低下に危機感を覚え、いち早く教育に取り組んでいるのがキヤノンマーケティングジャパンである。
「手書き教育」で鍛える基礎的能力
“パソコンに頼らせないこと”。
キヤノンマーケティングジャパンの若手育成方針は明快である。
同社では、主に若手を対象に、「読む・書く・考える」という基礎的能力の強化を図っているが、学習の場で心がけているのは、印刷された紙の教材を読んで考えさせ、手で書かせるというアナログ手法。
具体的な教育方法は、通信教育、研修後のレポート、そして「キヤノンマーケティングジャパンビジネスアカデミー(CMJBA)」という自主参加型の夜間講座である。