長引く不況で教育費削減が求められる中、多くの企業が研修内製化に取り組んでいます。しかし、その真の目的はコスト削減ではなく、より高レベルな研修プログラムの開発であるはずです。自社にふさわしい研修プログラムは、自社について最も詳しい人材開発担当者がプロデュースする必要がありますが、これまで外部に丸投げの研修も多く見られました。
かといって、内部で全てを担当するのが最も効果的な研修につながるかというとそうではありません。外部の専門スキルを持ったプロフェッショナルと企業内部の担当者の協働こそが、これからの研修内製化のあるべき姿でしょう。
それらを踏まえ、研修のつくり方やその考え方を紹介したうえで、本特集ではワークショップの内製化も紹介します。なぜなら、効果的な研修や学びの場のベースには、対話があるからと考えるからです。1つひとつの対話の質を向上させるヒントをワークショップの作り方から示唆します。