ID designer Yoshiko が行く 第81回 続・ガーナ灼熱セミナー 心揺さぶる学びへ誘(いざな)え!
いよいよHeadからHand、Heartへ
日本の人材育成を学びたい、というアフリカはガーナの公務員研修所のラブコールに応えて訪れた亜熱帯の首都アクラ。緊張気味の表情で待ち構える公務員50人を前に、AKB48のダンスで思いっきりはじけることから始めたセミナーで、組織変革をめざすには、まず「挑戦しよう!」という雰囲気づくり、「みんなで協力しよう」という環境づくりから始めることが重要だと、踊り笑いながら感じてもらったエピソードを紹介したのが前号のお話。翌日からは、いよいよ上級ファシリテーションスキル・トレーニング「3Hプログラム」のスタートだ。この3年間、懸命にアタマ(Head)に詰め込んだファシリテーションの理論を、手(Hand)を使ってスムーズに実践し、学習者の心(Heart)に火をつける感動的な学びに進化させるのが目的。講師としては、参加者一人ひとりが個性を伸ばし、魅力的なファシリテーターとしての自信とプライドを身につけてもらいたい、というのが願いである。夢は大きいが、プログラムに与えられた時間はたったの1週間だ。何か工夫をしなければ、と時差ボケのアタマで悶々と悩んだ末に採用したのが「Flipped learning(反転学習)」と、「ファシリテーションしながらファシリテーションを学ぶ」手法。早速、1.ファシリテーションのテクニック2.研修室の環境準備の方法3.オーディオ、ビジュアルの活用法