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月刊 人材教育 2011年07月号

特集教育担当者が変えるこれからの若年次教育

新人の基本能力の低下、職場における育成の連鎖の断絶など問題が山積する中で、企業にはこれまで以上にしっかりとした若年次教育(内定者・新人・若手教育)が必要とされています。持続可能性のある組織づくり、自社のDNAを残すための人材投資という観点からも、新人・若手の採用・育成は、企業の最重要課題の一つとなっています。
 企業の将来を左右する若年層は、人事と現場が協働して、職場ぐるみで育てるべきです。しかし、昨今の企業の教育部門には、教育の予算や時間が限られる中で、若年次教育を現場や外部に任せきりにしてしまう傾向も少なからず見られます。特に新人教育は、管理職研修などに比較して、教育担当者の裁量の余地が大きく、影響力の大きいところ。つまり、教育担当者が自分ごととして本気で取り組まなければ、新人・若手は育ちません。
 本特集では、熱い思いを持って若年次教育に取り組む教育担当者と、その思いを具現化するための仕組みやツールについて、しっかりと紹介していきます。