2014年、アベノミクスは一時的に効果があったように見えましたが、その後勢いを失い、
実質GDP(国内総生産)では4〜6月期、7〜9月期と2期連続マイナス成長という、厳しい経過となっています。
そして、連続する自然災害や、感染症の猛威、長期紛争の再燃。
業界を超えた新規参入巨額の時価総額を誇るグローバルプレーヤーの台頭など、
日本と世界はめまぐるしく動き、経済も影響を受けています。
企業や組織の人材開発部門は、そうしたビジネス環境の変化や世界の動向を捉えつつ、
どんな変化にも対応できる、しなやかな「生き残る組織」をつくっていく必要があると考えます。
そこで新年号を飾る本特集では、その持続的な組織づくりを行う人事を、
最近の業界流行語を使って「レジリエンス人事」と名づけ、
具体的な一歩を進めるために役立つ実践的情報を、HRに関するトレンドも踏まえて提供します。