近年、ビジネス環境の激変や顧客ニーズの多様化などにより、 業種業態に関係なく営業スタイルの変化が余儀なくされ、 様々な手法が生まれている。さらに景気低迷ということもあり、 営業再強化に各社が力を入れている。
しかしそれらの教育は、顧客との信頼関係構築や、顧客視点の 深耕といった、昔から変わらない営業活動の原理原則をついたものに なっているだろうか。スキルだけを伸張しようとする、 本末転倒の教育になっていないだろうか。
たしかに営業は日々進化している。進化を取り入れることも重要だ。 だが、その一方で、土台ともいえる変わらない原理原則もある。 その両方が調和してこそ、本当に効果が上がる営業活動、 営業教育といえるのではないか。
今回の特集では、新しい営業教育のスキル面だけでなく、 各社がそれを導入する際にベースとした考え方、原理原則を掘り下げ、 営業人材育成のコツを示唆する。