連載 人事の職場拝見! Vol.14 ハブ 強い店長を育てることで笑顔と感動を生む現場を支える
「英国PUB 文化を日本において広く普及させるため、英国風PUB を通じてお客様に感動を与える感動文化創造事業を展開する」を経営理念とし、「HUB」や「82」などの店舗を展開するハブでは、強い店長の育成によって着実に成長を遂げている。同社の総務人事部に話を聞いた。
“人ありき”の事業展開
キャッシュ・オン・デリバリーという、従来の居酒屋にはなかったスタイルで「英国風PUB」を運営するハブ。現在全国に71店(のれんわけ含む)を持ち、2017年の130店舗達成をめざし着実に拡大している。
とはいえ一般的なチェーン展開に比べるとゆったりとしたペースだ。というのも、同社の出店計画は“人ありき”だからである。「たとえ早くに店長にしても、すぐに辞めてしまってはもったいない。入社してもらったからには、じっくり時間をかけて育てたいというのが私たちの考えです」(総務人事部長
小野里直樹氏、以下同)
離職率が高い外食産業だが、同社では年々低下。入社後店長になるまでの期間も約3年設け、その間に一人前の店長になるよう育成支援をするのが、企業内大学「ハブ大学」だ。
理念を体感させ強い店長を育てるハブ大学
同社の新入社員は、内定時にハブ大学に入学し、店長3年目(入社6年目前後)に卒業する。