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ラーニングデザイン研究会レポート

新型コロナウィルス感染拡大により、世の中の仕組が大きく変わっていく中で環境変化に柔軟に対応していくためには、社員一人ひとりが、必要なスキルを短期間でインプットし、短期間でアウトプットを繰り返しながら、アウトカム(=成果)を出し続けることが重要です。そのために、これからのHRD部門には、社員の「学習能力」を高め、「学習効果」を最大化することが求められます。
この研究会では、学びの構造を知り、学習手法や学習環境を最適化するラーニングデザインについて、産官学で研究していきます。

2021年03月31日

学習手段の仕分け方法とオンライン教育の設計
~オンライン教育とオフライン教育 それぞれの強みの探求~

2020年12月22日に開催された「JMAMラーニングデザイン研究会」。Step 2では、「学習手段の仕分け方法とオンライン教育の設計~オンライン教育とオフライン教育 それぞれの強みの探求~」と題して、早稲田大学人間科学学術院教授の向後千春氏にオンラインで講演いただいた。前編となる本稿では、「21世紀に必要なスキルとは何か」ついて、向後氏の講義の一部を紹介する。

向後 千春(こうご ちはる)氏 早稲⽥⼤学 ⼈間科学学術院 教授

1958年生まれ。専門は教育工学、教育心理学、アドラー心理学。 著書に『幸せな劣等感』(小学館新書)、『18歳からの「大人の学び」基礎講座』(北大路書房)、『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』、『アドラー“実践”講義』、『上手な教え方の教科書 入門インストラクショナルデザイン』『世界一わかりやすい「教える技術」』(ともに技術評論社)、『教師のための「教える技術」』(明治図書出版)、など。

【講義①:21世紀に必要なスキルとは何か】

本日は「学習手段の仕分け方法とオンライン教育の設計」と題し、オンライン教育に焦点を絞った内容の講義となります。まずは本題に入る前に、「21世紀に必要なスキルとは何か」についてお話しをしていきたいと思います。
 「VUCAの時代」のVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)に象徴されるように、私たちの生きる世界は“見通しのきかない時代”へと突入しました。たとえば現在のコロナ禍こそが、まさに、“降ってわいたような災難”であり、誰も予想していなかった事態であるといえるでしょう。

21世紀に必要なスキル「教育の4次元」とは

このようなVUCAやコロナ禍において、私たちはどのような能力を身につければいいのか? これは、社会全体はもちろんですが、現在の大学教育においてもっとも重要な課題でもあります。「コロナ禍以前の大学のカリキュラムのままでいいのか?」という部分は、さらに議論を深めなければならないと、私は常日頃考えています。
 その議論の土台として、本日ご紹介したいのが、『21世紀の学習者と教育の4つの次元』(以下、本書)という、OECD(経済協力開発機構)の報告を基に書かれた書籍です。本書の結論部分では、21世紀に必要なスキルが、「教育の4次元」として下記のように分かれていくであろうことが示唆されています。(図1:教育の4次元)

図1:教育の4次元


※C.ファデル,M.ビアリック,B.トリリング著
『21世紀の学習者と教育の4つの次元――知識,スキル,人間性,そしてメタ学習』(北大路書房、2016)
①知識(knowledge)

「何を知り、何を理解しているか」ということです。これまで、20世紀から私たち教育者が積み重ねてきた学校教育はもとより、社会全体でも「知識」を得ることはとても重要とされてきました。そして、知識や事実を知るということは、社会や自然界を支配している「法則」を知ることにもつながります。かつての「科学革命」や「産業革命」によって生じた知識や技術は、後の我々の生活を支えることとなりますが、いずれもベースにあるのは「法則」です。「物理法則」や「自然法則」を経て、「人間社会の法則」として、20世紀の後半からは「心理学」が台頭してきます。
 それではなぜ、心理学なのでしょうか? 情報社会である現在は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」などにより、世界の人々の生活は、先進国を中心に一定程度の安定した状態を維持しています(今はコロナ禍なので、そうとも言い切れませんが)。その先に求められているのが “心理的な幸福”です。だからこそ、多くの人は心理学を学び始めています。
 また、現在も大きくは変わってはいませんが、「何を知り、何を理解しているか」は、20世紀の学校教育の基本方針でした。日本の学校で使われている教科書には、たくさんの知識が詰め込まれていますが、それを読む子どもたちは「何が重要なのか?」をわかってはいません。しかし、テストに出るから仕方なく勉強します。ただ、それはベースとしては必要なことです。このように、知的能力の土台となる「事実」を知ることを「事実学習」と言います。

②スキル(skills)

与えられた「知識をどう使うか」、活用するスキルが重要であるということです。知識を駆使することで、「創造性」「批判的思考」「コミュニケーション」「協働」などが培われていきます。
 たしかに、私たちは小学校から大学までの間に様々な知識を叩きこまれますが、それをどのように使い、自分の生活や会社の中でどう生かすということについて、あまりトレーニングされていません。だからこそ、教えられた後に「知識」を生かすための次の段階として、「スキル」が必要となるわけです。

③人間性(character)

「人間性」(キャラクター)も教育の対象となります。どのようにふるまい、世界(他者)といかに関わるかということは、その人の人間性が大きく影響するからです。人間性は、生まれついたものとして、半分は「両親の遺伝子」、残りの半分は「生育歴」が大きく影響を及ぼすとされ、保育園から義務教育くらいまでで、ほぼ固まるといわれています。ただ、最近は“大学デビュー”や“社会人デビュー”というものもありますから、「以前と性格が全然違う!」といわれる人もいるかもしれません(笑)。
 しかし、そうした性格・キャラクターを外部から積極的にトレーニングしようという発想は、そう簡単には出てこないと思います。逆に、周囲の人も「あいつの性格を変えてやろう」なんて言ってくる人はいないはずです。何故なら、人間性は個人的かつプライベートなものであり、「触れることは許されない」と、他者も思っていて、自分自身も「尊重されるべきだ」と思っているからです。
 しかし、「ふるまい方」については、トレーニングが可能なのです。人間性とは、固定的で不変的な特性ではなく、学習や育成が可能なのものだからです。
 具体的には、「動機づけ」「レジリエンス」「社会・情動的知性」「シチズンシップ」と名付けられ、トレーニングされるべきものであると、本書では述べられています。
 人間性のトレーニング。これは、現在の日本の教育現場においても、避けて通ることはできなくなっています。校内暴力や非行の問題、いじめによる不登校の増加など、これまで解決が進まないまま、問題が大きくなっているからです。人とのかかわり方としての「社会的知性」や、自分の中の感情をコントロールする能力である「情動的知性」について、初等教育の段階からのトレーニングを導入することにより、アメリカやヨーロッパでは、校内でのいじめや暴力行為が減少するなど、一定の成果を上げています。
 その点において、日本は学校よりも企業の取り組みが進んでいるように思われます。たとえば、よく実践されている「マインドフルネス」などのトレーニングは、感情のコントロールに効果があるという側面からも、「人間性の教育」のひとつであるといえるでしょう。

④メタ学習(meta-learning)

(かなり抽象的ではありますが)重要な概念であるにもかかわらず、学校教育で教わる機会はほとんどありません。
 「どのように自分自身を振り返るか、自らの目標に向けて学びや成長を続けようとするか」を考える際に必要となるのが、自分で生き方を決めるための「自律性」、自分自身による内省を習慣化する「省察性」、そして、“上手い学び方”に関する「学び方を学ぶ」ことが挙げられます。
 特に、「学び方を学ぶ」については、教える側である教師も、どのようにアウトプットしていいのかをよく理解していません。私自身もそうですが、ある特定の領域を学ぶことが好きな人は、突き詰めていくと専門家となり、さらにその一部が教育者となります。しかし、そういう人たちは、自分たちがいかに「上手く学んできたか」ということを客観視できていないからです。上手い学び方というものは、そうした人たちのなかに必ずあるはずなのですが、実際には、他人には教えることが難しいことなのです。

「各教科で教えること」の側面と意味

学校・会社、どちらも同じだと思われますが、各教科領域には3つの側面の価値があります(図2:各教科で教えること)

各教科で教えること

まず、①実用的側面(practical)は、「教科の内容が日常生活や将来の仕事のために使えること」です。
 次の、②認知的側面(cognitive)は、「教科を学ぶことによって、批判的思考、創造性、人間性の発達を高められること」です。これは、教科の内容に依存していませんので、一般的な考え方や、創造的であることといった、人間性に対して効果があります。たとえば、私は歴史があまり好きではありませんでした。しかし、世界史を学ぶことによって、「ある時代の、特定の環境に生きていた人たちは、どのように生きていたのか?」を知り、「現在の自分」や「現時点での人類」の生き方を考えるといった、実用的側面を超越した思考を行うことができました。これは、「いまの自分にとってどうか?」という、認知的側面に働きけているといえます。
 最後の、③情緒的側面(emotional)は、「それぞれの教科は固有の美しさを持っていると知ること」です。たとえば、数学の先生は「数学は美しい法則に満ちあふれている」という話をしますが、学生からしてみれば、最初は「これのどこが美しいのか?」と思うでしょう。しかし、計算式、証明式、方程式を学ぶ過程で、どんなに複雑に見えても、すべての事象は数式の組み合わせで表すことができるということを知ることにより、その美しさが何となくわかるようになっていきます。
このように、それぞれの領域には、実用、認知、情緒の3つに働きかける側面があるのですが、教育者はすべてを教えなければならないというわけではありません。昨今、小学校でも英語、情報科、道徳・倫理などの教科が入ってくるなど、とにかく、新しい教科をどんどん教えなくてはならず、それで手一杯であるというのが現状だからです。
 しかし本来は、新しい教科を入れるのであれば、古い教科を削る必要があります。そうしなければ、それぞれの時間数は減るからです。たとえば、数学、国語、理科の時間がどんどん圧縮されていくとしたら、圧縮された時間のなかで何を教えるかということが重要な問題となるわけです。
 ここで申し上げたいのは、「事実として教えるべきこと」は教えなければならない一方、本当に教えるべきは「メタ概念」や「ビッグアイデア」。つまり、「教科を横断し、一生使い続けるような大切な概念」であるということです。入試のマークシートで答えられるものではなく、「その教科を横断して一生使い続けるような大切な概念とは何か?」ということを問いかけ続ける必要があります。
つまり、それぞれの教科で一番重要な「メタ概念」や「コア概念」。名前はともかく、一番「中核」となる考え方は何かを意識すべきだといえるでしょう。

「コア概念」を学び、「何を追加すべきか」を検討する

本書の著者が最近執筆した『21世紀の学習者と教育の4つの次元――知識,スキル,人間性,そしてメタ学習』では、「コア概念を学ぼう」ということが繰り返し提唱されています。「コア概念」とは、「専門的アマチュアリズム」。つまり、「基礎なるものを強固かつ柔軟に理解すること」であり、これらをいかに獲得するかが大事であると述べられています。(図3:コア概念を学ぶ)

コア概念を学ぶ

さらに、(学ぶべきコア概念として)「何を追加するべきか」についても示されています(図4:何を追加すべきか)
 学校で教えられるべきコア概念として例示されているのは、「メディア」、「起業家精神とビジネス」、「個人ファイナンス」、「ウェルネス」、「社会科学」についてです。
 そのなかでも特に、「社会科学」(人間を体系的な方法で研究すること)の重要性についても語られているのですが、社会科学とは、言い換えると人間科学。すなわち私の学部でも問われる部分でもありますので、ここで少し補足をしたいと思います。

何を追加するべきか

なぜいま「人間」なのかと思う人もいるかもしれませんが、それは、19~20世紀までは「産業」が中心の物質やエネルギーの時代であり、「人間中心」ではなかったからです。その後に情報社会となりますが、「情報」も一種のエネルギーなので、産業の延長線上にあるという意味では、その形態は変われども、すべてが“直線上”にあるともいえます。
 しかし、20世紀の後半から現在にかけては、「人間」について深く知らなくてはならなくなってきています。その最先端が、「ウェルビーイング」に関する科学です。ここで初めて、人間中心になってきたといえます。そこからわかってきたことは、人間がウェルビーイング(幸せ)に生きるために必要なのは、収入があって健康であるという「最低限の生活」以外にも、「良好な人間関係」や「自由が侵害されずに保障されること」などです。これらは、最近のOECDの国際調査の結果からもあきらかです。
 ウェルビーイングに関連して、前編の最後にご紹介しておきたいのが、心理学における「ポジティブサイコロジー」です。この概念は、アメリカの心理学者であるマーティン・セリグマンによって提唱されました。心理学は19世紀末から科学の1ジャンルとして独立しましたが、当初の心理学の使命は、精神的に病んでいる人をいかに社会復帰させるかというものでした。つまり、「マイナス」(病んでいる人たち)を「ゼロ」(普通の生活)の状態に戻すというものでした。

しかし、20世紀後半から現在にかけて、ポジティブサイコロジーの登場によって、「ゼロ」の状態にある人を、いかに「プラス」(ポジティブ)な状態にするか。それこそが、心理学が逃してきた、担うべきもう半分の役割だという、新たな潮流が生まれました。
 ただ生きているだけではなく、我々はどうすれば少しでも幸福を感じながら生きていられるかということが重要である。それは、ウェルビーイングの考えにも通底するものがあります。

※ウェイン・ホルムス,マヤ・ビアリック,チャールズ・ファデル著
『教育AIが変える21世紀の学び――指導と学習の新たなかたち』(北大路書房、2020)

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(09-10月号連載「議論白熱」拡大版)

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