HR(人事・人材開発)に関する、“わかったようでよくわからない”ワード、ありませんか?
そんなワードの意味を「グラフィックレコーディング」風に、5分以内のイラスト動画で説明します!
今回の「組織開発②」は、「組織開発を具体的に進めるときには/ある外資系企業の事例」についてです。
「組織開発」の手法やプロセスは多々ありますが、第2回の動画でご紹介したとおり、
1)課題を抽出する「見える化」
2)浮き上がった課題をとらえ組織内のメンバーが自分ごとにしていく「対話」
3)メンバーでビジョンや方向性を決める(未来づくり)の3つのプロセスを踏んでいきます。
実際に職場内で組織開発が行われる時には、
1)組織のキーマンとゴールを確認し、
2)どのように進めていくかを決め、
3)調査等によって課題を明らかにし、メンバー間で対話をして認識を合わせ、
4)どう課題解決していくかアクション計画を作成し、
5)プロセスや結果を評価する
という流れになります。
たとえば外資系製薬会社A社では、会社が定めたビジョンを自分の言葉で語れない、自分ごとになっていない、という課題がありました。
そこでレゴブロックを用いて「5年後にありたい組織の姿」をメンバーそれぞれが作成し、ビジョンとの関係性を含めて語り合うワークショップを実施。これによってビジョンが自分の言葉になり、また、それぞれのメンバーがどんなことを考えていたのかを知る機会にもなったといいます。
1つの例ですが、「見える化」「対話」そして「未来づくり」が鍵なのですね。
次回は、人材開発・リーダーシップ開発と組織開発の関係についての動画です。お楽しみに!
参考文献:
『組織開発の探究』中原淳・中村和彦著(ダイヤモンド社)
<もっと知りたい方へ解説>
ぜひ下記アーカイブ記事もご参照ください。
シリーズ「組織開発を追いかける」
第3回 「組織開発ワンデイ集中講義@ IN 東京」より③
事例から学ぶ組織開発の実際
神奈川県小田原市出身。小売業での販売、店舗企画に従事した後、情報サービス企業の障害者特例子会社で総務、広報、人材開発に携わる。会社員の傍ら大学院に進学、修了後は様々な対話型ワークショップを企画、運営。2013年福岡へ。グラフィックレコーディングを広めることをライフワークに活動中。
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「組織開発」という言葉は、HRワードの中でも非常に難解なものです。しかし、書籍『組織開発の探究』 などで、中村和彦氏(南山大学教授)と中原淳氏(立教大学教授)が明確に定義を示されています。そこで、両先生の定義を参考にしながら、理解が進む動画をご用意しました。動画下の概要欄の説明と合わせて、ぜひご覧ください。
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