第2回 自身の学びが仕事に活きる 人材開発はチャレンジの連続 だから面白い 宮下竜一氏 ロッテ 人事本部 人材開発部 人材開発一課 課長
「人材開発の仕事は面白い」と語るのは、ロッテで15年間人材開発の仕事に携わる宮下竜一氏。
自身の学びが仕事に活きているという宮下氏に、人材開発への思いを聞いた。
自ら希望して人材開発部へ異動
「人材開発の仕事を15年続けていますが、いまだに面白くて仕方がないですね。環境変化に伴ってやるべきことも変わるので、チャレンジの連続です。どうやって新しい仕組みや制度をつくっていこうかと常に考えています」
ロッテ人事本部人材開発部人材開発一課課長の宮下竜一氏は、人材開発の仕事の魅力をこう語る。
1988年に新卒で入社後、最初の15年は営業の仕事を担い、以降、現在まで約15年にわたり人材開発の仕事に携わっている。入社以来営業一筋だった宮下氏が人材開発の魅力を知ったきっかけは、入社して約9年後、営業担当者向けの研修を行う部署への異動だった。
「当時は合宿型の研修が多く、受講者との接点がたくさんありました。新人から支店長まで様々な立場の受講者と密にコミュニケーションをとっていく中で、人材開発の面白さに目覚めたのです。私の使命は、もしかしたらこれなのかもしれないと思いましたね」
部署の解消に伴い、わずか8カ月で再び営業に戻ることになった宮下氏だが、人材開発への情熱が消えることはなかった。仕事の傍ら勉強を続け、人材開発に携わりたいという希望を上司に伝え続けたという。
そして5年後、念願叶って当時できて間もない人材開発部に異動になる。だが、当初は新人研修と新任管理職研修以外、体系立った教育制度がなくて驚いたという。