連載 気づきのトピックス 座談会

「博士課程修了生の採用に関するアンケート調査」から考える 博士人材の活躍に必要な組織と個人の在り方 加藤修三氏 東北大学 名誉教授/マイクロシステム融合研究開発センター シニア・リサーチ・フェロー 他

加藤修三氏

人的資本経営の実現には、「事業戦略と人材戦略の連動」が欠かせない。
『人材版伊藤レポート』にも記された具体的なアクションの1つ、「動的な人材ポートフォリオ計画の策定と運用」のなかには「博士人材等の専門人材の積極的な採用」が掲げられている。
企業には今、高度な専門性と、自ら課題を設定し解決する独自の構想力を持つ人材が求められているのだ。
一方で、日本における博士人材の採用と定着には、いまだ多くの課題が残る。
そこで、東北大学博士人材育成ユニットにおいて長年、博士課程学生・ポスドクのキャリアサポートを行ってきた加藤修三氏と、加藤氏と共に博士課程修了生への期待に関する調査を行った日本能率協会コンサルティングに、日本における博士人材の定着や育成について話を聞いた。

[取材・文]=平林謙治 [写真]=加藤修三氏、JMAC提供

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