特集│Dataで見る コロナ禍における「コミュニケーション」の実態
コロナ禍は個人や職場における「コミュニケーション」にどのような影響を与えたのか。本編に入る前に日本能率協会マネジメントセンターが行った調査からその実態を探ってみよう。
【調査概要】「コロナ禍における『コミュニケーション』の実態調査」(2021年4月実施):企業規模501名以上に勤務する20代から50代までのビジネスパーソン536名へのインターネット調査。
傾向1 コミュニケーションとは関係を築き、仕事を円滑に進めるために必要不可欠なもの
「あなたにとってコミュニケーションとは何ですか?」を自由記述形式で聞き、出現キーワードをカテゴリー分けしたところ、「必要不可欠なもの」「会話」「関係構築」などのワードが上位にくる結果となった。また、出現ワードを年代別に分析してみると「会話」「関係構築」は比較的若い世代、「意思疎通」は50代で多く使われている。
それぞれ表現は異なるが、コミュニケーションは「お互いの考えていることを理解・共有し、関係を築きながら、仕事を円滑に進めるために必要不可欠なものである」と考えられているようだ。