Chapter3 まとめとして~「遊び方改革」のススメ まとめ 創造的な思考につながる遊び上手への道
遊びは仕事に生きる
これからは、「仕事」と「遊び」を明確に区別する時代ではないといえるだろう。テクノロジーの進化により、仕事は決められた場所で決められた時間に行うものではなくなりつつあり、また、面倒なルーティンワークや楽しいと感じられない仕事はAIが代替してくれるようになると予測できる。生活のため、お金のために働くのではなく、誰もが面白いこと、楽しいことをするために働く、そんな時代がやってくる。
そこで今回は、仕事にも生かすことができる「遊び方」に目を向けた。そもそも遊びとは、自由だからこそ遊びなのであって、仕事に生かすことを目的としては本末転倒。だが、遊びと仕事は切っても切り離せるものではなく、結果的に、遊びは仕事にも相乗効果をもたらすものなのだ。具体的には「日々のバランスをとり、良い仕事につながる」「自由な発想や創造的なアイデアを生む」効果があると考えられる。
遊び上手になるコツ
遊び方がわからないという人がいるかもしれないが、遊ぶというのは、特別なことではない。夢中になって没頭できるものはもちろん遊びであり、たとえばSNS を使ってアウトプットをすることも遊びの一つ。日常の行動のなかに、少し変化を取り入れてみる、そんな小さな挑戦も遊びだといえる。没頭や能動性、ワクワク感につながるものが遊びならば、意識や行動を変えるだけで、日々の暮らしのなかで多くの遊びのチャンスが生まれてくるはずだ。そのためのヒントを考えてみたい。