第13回 「オンライン飲み会」の利点と注意点
気になるテーマを気になるあの人はどう考える? オピニオンリーダーたちの意見をご紹介します!
「オンライン飲み会」の利点と注意点
新型コロナウイルス感染症拡大によるテレワークの導入や、外出自粛の影響により定着しつつあるオンライン飲み会。新しいコミュニケーションの場としての有効性がある一方、酒害やハラスメントなどの問題もあります。気にしておくべき点とは。
01 飲み方も「自己管理」が必要なテレワーク
テレワークの普及にともない、飲酒習慣の乱れが危惧されている。帰宅する必要がない、飲酒量を把握しにくい、外で飲むよりも安上がりなど、飲みすぎてしまう理由は多い。
さらに、一人飲みで抑制がきかないとアルコール依存症のリスクが増す可能性もある。そこで、自己管理法として「宅飲み注意点6カ条」を推奨している。①最初に飲む時間を決めておき、長時間飲み続けない。②予めおつまみを用意し、早めに食べる。③飲む量をだいたい決めておく。④その日に飲む種類の酒のストックは絞っておく。⑤適宜、水やノンアルドリンクを飲む。⑥翌日に残らないか注意する。
それでも飲みすぎてしまう、という人は“AUDIT”という依存症のチェックテストをしてみてはどうだろうか。ネットで検索可能で、予備軍の場合は飲酒習慣を見直す必要がある。「飲まない日があっても平気だから大丈夫」とはいえない。また、ストロング系などアルコール度数の高い酒を好むようになってくると要注意だ。
浅部伸一氏
アッヴィ合同会社