第11回 「大丈夫、私は間違っていない」 “自分らしい”のは前だけを見て頑張っている私 SHELLY氏 タレント
いまや、バラエティーや情報番組で欠かせない存在のSHELLY さん。
出演者への気遣いがありながらも物怖じしない的確なコメントで、お茶の間をスカッとさせてくれる。
昨年末には離婚を発表し、2人の子どものシングルマザーとして新たな道を歩み始めたSHELLY さんに、仕事をするうえで大切にしていることや、自分らしさについて話を聞いた。
私らしさの秘密は自己肯定感
――いつも前向きで、ポジティブなイメージのSHELLYさんですが、ご自身では“私らしさ”をどうとらえていますか。
SHELLY 氏(以下、敬称略)
去年、シングルマザーになるという結構ハードな経験をして、自分でもあらためて思いましたね、「私って、つくづくポジティブだな」って。正直いろいろ悩んだり、モヤモヤしたりした時期もあるにはあったんです。でもいったん「決めた!」となるとウソみたいに気持ちが晴れて、そこからはもう前しか見えない。そういう前向きさがやっぱり自分らしいなと再認識しました。
それに仕事が仕事だから、ネガティブなことでも面白く伝えられたら受け入れてもらえるし、問題提起というとおこがましいけれど、みんなに考えてもらうきっかけにもなるじゃないですか。タレントでよかったというか、タレントだから私らしくいられるというのはありますね。
――自分らしく生きている人はよく自己肯定感が高いと言われますがSHELLY さんも……?
SHELLY
めちゃくちゃ高いです。それ、いまの私のテーマなんですよ。うちの親はどうやって、私をこんな自だろうって、自分が親になってからすごく考えるようになりました。昔から、男性にフラれても「ハイ、次!」という感じでメソメソなんてしたことないし、仕事でも、自分が受けたくないと思うものは、周りの大人に「何でもやっておいた方がいいよ」と言われてもちゃんと断るようにしてきました。断るって、芸能界ではすごくリスクが大きくて勇気がいることですが、自己肯定感が高いから、「大丈夫、私は間違っていない」と思えたんですね。何しろ子どものころは「米国初の女性大統領」か「女性初のメジャーリーガー」になりたい!なれる!と本気で思っていましたから。ちょっとヤバい子どもでしょう?(笑)でも私、自分の娘たちにもそれぐらいヤバい夢をもってほしいと思っているんです。