第10回 「週休3日」は広まる?
気になるテーマを気になるあの人はどう考える? オピニオンリーダーたちの意見をご紹介します!
「週休3日」は広まる?
近年、週に4日間働き、3日間休む「週休3日制」を導入する企業が増えています。
人材確保や生産性向上などのメリットが報告される一方で、導入のハードルは決して低くありません。
週休3日制は今後、浸透していくのでしょうか。
01 週休3日の2パターン 自社に合ったタイプを見極めて
週休3日制には大きく2タイプある。第一は「時間配分変更タイプ」だ。フルタイムと同じ労働時間・賃金を確保したうえで、10時間×4日勤務といった変形労働時間制を導入する形である。副業との両立など柔軟な働き方が可能だが、過重労働に注意したい。第二は「時短タイプ」だ。1日の労働時間はそのままで、勤務日数を4日間に減らす形となる。賃金は減額になる場合が多いが、育児・介護への対応等、ワークライフバランスの実現が主眼となる。
榊 裕葵氏