イベントレポート|若者から学べ! 変化の兆し チェンジリーダーを育成する 「ライフスタイル探検隊」 上野和夫氏 株式会社ドリームインスティテュート 代表取締役社長

「デジタルイミグラント」と呼ばれる20歳~34歳の世代は、時代の変化をキャッチする“センサー”ともいえる存在。
彼女ら彼らと直接語りあい、学びあう取り組みとは。
2019年10月31日に開催された『ライフスタイル探検隊~「語り合うマーケティング」が未来を拓く』(上野和夫・望月祐佳著 現代書林)発刊記念セッションをレポートする。
「人間は1年に1歳ずつ年を取る。今の若い層が社会の中核となる5年後、10年後を見つめ、彼らの価値観や行動特性をつかみましょう」
熱を込めて語るのは株式会社ドリームインスティテュート代表取締役社長、上野和夫氏だ。
「ライフスタイル探検隊セッション」は、同社の研修プログラム「マインド・ストレッチ・セッション」から生まれたプロジェクトである。若者自ら、自分たち世代のマーケティングを行うコミュニティーに、企業リーダーが参加。変革リーダーとしての学びを得る。
変化のスピードが速く、あらゆる面でジェネレーションギャップが拡大していくこの時代。若い世代のマーケット研究は、企業にとってサステナブルな経営のための“生命線”にほかならない。若者たちはどんな商品やサービスがほしいと思っているのか。どんな未来を描いているのか。彼らの声に耳を澄ませ、若者起点で顧客ニーズを汲み取れるリーダーの育成が今後、不可欠になると上野氏。
イベントでは、若者から時代の変化の兆しを読み取り、挑戦と革新を仕掛ける学びについて紹介された。
若者起点の価値創造
冒頭で、上野氏が活動のきっかけについて説明した。
「当社のマインド・ストレッチ・セッションではケーススタディを学び、企業訪問型のマーケティング活動や改革提案をとおして、顧客起点・現場起点のモノの見方、考え方を身につけるものです。多くの方からご評価や反響をいただいていましたが、ときを重ねるうちに何か足りないな、と感じるようになりました。事業が“顧客価値の創造”であるならば、企業は生活者との語りあいから学び、ワンチームとなって価値を創っていくべきでは、と思うようになったのです。そのためには、単なる座談会のような形式的なものではなく、若い人々と一緒に活動できるプラットフォームが必要だと考えていたとき、目にとまったのが、当時、大学を卒業したばかりの望月祐佳さんでした」
2013年からライフスタイル探検隊のプロジェクトリーダーを務める望月祐佳氏、通称「もちゆか」さんは、複数の仕事をこなすパラレルワーカー。食育プログラムなどを行う一般社団法人Mealink の代表理事、ウイメンズ日本酒会の代表など、様々な顔をもつほか、栄養士専門学校に通う学生でもある。
「もちゆかさんが属する20歳~34歳の世代は、マーケティング用語でいうと女性はF1層、男性はM1層とよばれます。彼女ら彼らがメンバーとなってコミュニティーを編成し、自分たち世代についてマーケティング活動をしてくれたら、と。