Data JMAM管理者実態調査2018より(抜粋) ポジティブ管理者は、メンバーに仕事を任せ、勇気を与えている
「管理職になりたくない」という人が7割以上、というデータがある一方で、「仕事が面白い」と言っている管理職もいる。彼らのマネジメント行動について、調査結果から見てみよう。
ポジティブ管理者の特徴
現代の管理者が押さえておきたいマネジメントのポイントを、「仕事が面白く、管理者を続けたい」と言っている「ポジティブ管理者」や、働き方改革を推進している管理者の実態から明らかにするというのが、本調査の目的である(有効サンプル数:1,010 件、調査時期:2018年9 月)。管理者と部下を、それぞれ右の区分で分け、比較を行っている。
まず、管理者には「職場の行動」として29 種のマネジメント行動を挙げ、その行動をどの程度取っているかを回答してもらった。ポジティブ管理者とネガティブ管理者で一番ギャップが大きかった項目は、「メンバーに目標を完遂するエネルギーと勇気を与えている」であり、次は「日ごろから上位者と、味方になってくれる関係性を築いている」であった(下図)。