Chapter3 まとめとして 出る杭に気づき伸ばす 新人・若手育成とは
8割強は「出る杭の部下がほしい」
あなたは「出る杭」になりたいですか。「出る杭」の部下がほしいですか―。今回、特集を組むにあたり、新入社員と先輩・上司層にアンケートを行った。
「出る杭になりたいですか」という新入社員に対する問いへの回答は、「なりたい」が57.5%(図1)。できるだけ目立ちたくない若者が増えているという現代、この数字は予想以上に大きいものだった。一方、上司・先輩に向けての「出る杭の部下がほしいですか」という問いへは、「ほしい」という回答が84.1%(図2)。企業でも、出る杭を必要としている実態がうかがえる。
では、実際に出る杭を育成するにはどうしたらいいのか。識者と企業への取材から分かった共通項をまとめてみる。