Vol.8 ツナグ!HR若手研究者の輪 藤澤理恵氏 東京都立大学 経済経営学部 助教
藤澤理恵氏
次世代のHR分野を担う若手研究者たち。
研究者を志したきっかけ、現在の関心事、そして研究の先に見据えるのはどんな社会なのだろう。
インタビューを通して、研究者たちのアタマのなかを少しのぞいてみよう。
[取材・文]=稲垣 飛カ里 [写真]=山下裕之
研究テーマとの出会いは自身の育児休暇
―― 4月より民間企業から大学教員として新しいキャリアをスタートされました。
藤澤理恵氏(以下、敬称略)
以前も研究職だったので、研究をできる環境にはあったんですが、より自分の研究にフォーカスしたい、また、教育活動を通して学問に貢献するということも意識して、環境を変えてみようと思いました。
いま3カ月め(取材当時)なのですが、まさに新規参入者が組織の一員になっていく過程である「組織社会化」の最中という感じです。研究以外の教育的な側面、たとえば授業や学生との接し方などを試行錯誤する時間も大事にしたいと思っています。