おわりに “コロナ前からの課題”を浮き彫りにする With コロナ・マネジメント
マネジャーに必要とされる新しい能力
本特集では、「Withコロナ時代のマネジメント」について、特に現場マネジャーのかかわりがどう変化していくのかを中心に紹介した。テレワークなど、働く環境や時間の個人裁量が増していくなか、現場のマネジャーにはどのような能力が求められているのか。それは、大きく分ければ、次の4つにまとめることができる。一つひとつ振り返ろう。
❶業務進捗を可視化する力
テレワークでは“ちょっとしたやりとり”が少なくなりがちなため、業務の進捗が見えにくくなる。それぞれの現場で、ミーティングや情報共有ツールなどを使い業務内容や進捗を可視化し共有をしたり、マネジャーが聞き出す機会をつくるなど、工夫が必要だ。多くのマネジャーが自ら考案した様々な工夫をしている。
❷明確に仕事をアサインする力
オンラインを前提としたチーム運営や業務遂行では、仕事のアサインが非常に重要になる。このことについては、今回多数の実務家やOPINIONから示唆があった。