おわりに 会社や先輩たちに「構え」はあるか?
新入社員の早期離職問題などが叫ばれるようになって久しい。しかし今のご時世、新入社員には、早く仕事に慣れてもらい、長く会社に定着し、戦力としてバリバリと活躍してもらいたいものである。新入社員教育は、そのための最初の育成期間だ。
新入社員に最初に学んでもらうべきことは、ビジネスマナーや自社の基本情報や理念、そして企業ごとに大切だと認識する知識やスキルだろう。
そこに、働くための「構え」という視点を入れてはどうかというのが、今回の編集部の提案である。
働く構えとは
この「働く構え」とは何か。
OPINION1の秋山進氏(プリンシプル・コンサルティング・グループ代表取締役、30ページ)の意見では、以下の5つである。
①「もうお客様ではない」という意識