HEALTH お悩み解決健康法 一つひとつの習慣の積み重ねで、花粉症を和らげる 内田 道子氏 医療法人社団同友会産業保健本部所属 保健師
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今年もこの季節がやってきた。外を歩くだけで鼻水・鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみに悩まされる花粉症の季節である。いまや日本人の４人に１人は花粉症といわれ、なんと都内のスギ花粉症推定有病率約48.8％というデータ※1もある。
花粉症とは、体内に花粉が入ることで、それを排除しようと過剰な免疫反応が起こる状態。花粉が体内に入ると花粉に対する抗体・IgE抗体が産出され、これがマスト細胞（肥満細胞）と合体して体内に滞留する。この滞留物が蓄積され、ある一定のレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに花粉症というアレルギー症状が発症するのだ。ちなみに“一定の容量”は人によって違う。突然発症するので、去年は平気でも今年はどうなるかわからない。