セミナー・イベントレポート Global HR Forum Japan 2016 リンクグローバルソリューション トークセッション 日本人のグローバルリーダー輩出に向けて
日本人がグローバルリーダーとして世界で活躍するために必要なことは何か。経営幹部を対象にグローバルリーダー育成を行う世界トップクラスのビジネススクールIMDの高津尚志氏と、将来のグローバルリーダー輩出に向けて、学生の留学を促進する文部科学省官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」の船橋力氏、そしてリンクグローバルソリューション取締役の日髙達生氏が語り合った。※「GLOBAL HR FORUM JAPAN 2016」(2016 年10月12日開催)でのトークセッションを編集したものです。
グローバルリーダーとはどのような存在か?
日髙
高津さんにお伺いしたいのですが、IMDではグローバルリーダーをどう定義されていますか?
高津
IMDでは、「複雑で不確かな環境において、舵をとり、組織の変革の旅路を形作り、導くのがグローバルリーダー」と定義しています。たとえばオープンイノベーションとか、コラボレーションを通じたビジネスモデルの再構築など、さまざまな業界、機能、組織を越えていって仕事ができる人。そして組織の変革を実現し、優れた、持続的なビジネス成果を達成することができる人がグローバルリーダーであり、だからこそリーダーとは、企業における地位や職階だけではなく、自分がどんな職業人生を全うしたいのか、という生き方の問題とも捉えています。
日髙
生き方という意味では、船橋さんは、よく若い人方に「まず自分の軸を見つけなさい」というメッセージを投げかけられていますね。