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Research
「HRコンピテンシー調査」結果人事に求められる9つの「コンピテンシーモデル」を抽出
●日本能率協会
日本能率協会は、米国 The Ross School of Business at theUniversity of Michigan と The RBL Group に所属するデイビッド・ウルリッチ教授らがグローバルベースで展開してきた「HR コンピテンシー調査」において、日本企業の調査への参画の取りまとめと結果分析を実施。日本では初めての機会となった本調査では、人事部門・部員の活動実態についてグローバル統一のアンケート調査を行い、調査結果を基に、ビジネスパフォーマンスに影響を及ぼしている人事部員のコンピテンシーモデルを9項目抽出した。
1. Culture and Change Champion:ビジネス需要に合わせて、組織の柔軟性あるいは硬直性を確保したり、組織内のフォーマルな関係性を構築する
2. Human Capital Curator:現在・未来のビジネスで求められる適切な人財を特定、育成する
3. Total Rewards Steward:従業員に対して、給与や保険だけではなく、承認など無形の報酬も用いて動機づけをする
4. Strategic Positioner:組織内外の事情を見極め、その結果を実務的な洞察に結びつける
5. Paradox Navigator:職場で起こる矛盾にうまく対処して、本質的に相反するアイデアや結果を最大限に生かす
6. Credible Activist:有言実行により組織内の人々から信頼や尊敬を得ている
7. Compliance Manager:自らの法令順守だけでなく、従業員の法令に順守した行動も促す
8. Analytics Designer and Interpreter:データを使える機会を捉え、管理・処理し、事業・経営の意思決定のためにそのデータを解釈・活用する
9. Technology and Media Integrator:好業績な組織づくりを後押しするために、テクノロジーやソーシャルメディアを活用する