「雑談」を増やして 職場の活性化を促す「5 TSUBO CAFE」
近年、社員の生産性や創造性を高める重要な要素として「雑談」が注目されている。部門や役職、世代を超えた交流が深まり、仕事がしやすくなったり、アイデアが生まれやすくなることが期待できるためだ。では、雑談を促すにはどうすればよいか。その方法として、オフィス家具・文具メーカーのプラスが提案するのが「5 TSUBO CAFE(ゴツボカフェ)」である。どのようなものなのか、プラス取締役 ファニチャーカンパニー プレジデントの北尾知道氏に聞いた。
生産性向上につながる雑談
ICTの進展によりパソコンを使った仕事が増え、かつてと比べてコミュニケーションが少なくなっている職場は多いのではないだろうか。また、人材の流動化や勤務形態の多様化が進み、同じ職場でも顔と名前が一致しない社員がいるようなケースも増えている。まして、部門や世代が異なれば、なおのことコミュニケーションをとることは難しくなるだろう。このような状況では、社員同士の見えない壁ができてしまい、仕事がスムーズに進みにくくなり、生産性に影響を及ぼす可能性も無視できない。
一方で仕事の内容は、作業的な仕事よりも創造的な仕事が中心になりつつある。新しいアイデアを生み出すには、外部からの刺激や、気分転換も必要だといわれている。
こうした最近のオフィスの動向を踏まえ、プラスが着目したのが「雑談」である。
プラスがインターネット上で行ったアンケート調査(*)でも、「雑談が仕事にもたらす効果・効能の有無」について、「効果・効能がある」「やや効果・効能がある」と答えた人の割合は83%を占めた。その一方で、社内コミュニケーションに満足していない人は61.9%に上っている。多くの人が雑談の効果を認めながらも、現実には社内コミュニケーションが不足している状況がうかがえる。
北尾氏は、「職場でのちょっとした雑談がきっかけとなり、コミュニケーションが深まり、仕事がしやすくなったり、従来にない発想が芽生えるきっかけになります」と語る。雑談を促すためのソリューションとして、プラスが提案するのが「5TSUBO CAFE」である。
*サンプル数500。内訳は経営層:200、一般社員:300。