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『仕事をする上でのコミュニケーション能力の重要性の認識と自己評価』を調査 重要性の認識が高いのは“話す”力、自己評価が高いのは“読む”力
●第一生命経済研究所
第一生命経済研究所は、全国の大企業・中小企業に勤務する20 ~ 59 歳の男女1440 名を対象に、職場におけるコミュニケーションについてのアンケート調査を実施し、結果を発表した。
一口にコミュニケーション能力といっても多岐にわたるが、ここでは仕事上求められる能力を「読む」「書く」「きいて理解する」など15 項目に分け、その重要性や自己評価について調査した。
それによると、コミュニケーション能力の重要性の認識を問う設問で、重要度が最も高いのは「人に口頭で何かを正確に伝える『話す』能力」。「非常に重要」と「まあ重要」を合わせると、93.9%が重要だと回答した。続いて、「会話において相手の話を『きいて理解する』能力」「筋道を立ててわかりやすく物事を伝える『論理性』」の順となった。
また、コミュニケーション能力の自己評価を問う設問で、最も自己評価が高いのは「書類やメールなどの文章を『読む』能力」だった。自分は「十分ある」という答えが14.3%、「まあある」が62.6% で、合わせて76.9% が自分には読む能力がある、と回答した。
さらに、個々のコミュニケーション能力の重要性の認識と自己評価について、属性別の差が随所に見られた。たとえば読む能力は大企業の女性管理職、書く能力は大企業の男性管理職の自己評価が高かった。
問い合わせ
第一生命経済研究所 ライフデザイン研究本部 研究開発室 広報担当
TEL:03-5221-4771