人事の職場拝見! 第55回 OKIプロサーブ 一貫教育でグループ全体のレベルを上げる 融合から生まれるオリジナル研修
OKI グループのシェアードサービス企業、OKI プロサーブ。グループ全体の教育に携わり、研修の企画開発から運用までを一手に引き受ける。さまざまな知見の融合から生まれる研修が、さらなる融合の場になることをめざす。
グループで一貫した育成
世界の情報インフラを支え、ATMのソリューションやネットワークシステムなどを構築するOKIグループ。その人材開発を担うのが、OKIプロサーブだ。
グループ各社の教育部門をシェアードサービス化したのは2010年のこと。拠点ごとに存在した社員教育制度を1つに統合した。ヒューマンサポート事業部教育・給与サービス部部長の三角典子氏は、その背景を次のように語る。
「かつては会社や事業部によって、教育にかけられるパワーにバラつきがありました。そこで、一貫した教育体系を設け、グループ全体で社員のレベルアップを図ったのです」
教育事業の立ち上げ時には、OKI本体はもちろんのこと、グループ企業の人材開発の手法や状況をリサーチ。「グループ」の視点で、教育制度を再編成したという。
研修を通じてDNAを継承
進取の精神を大切にする「OKIらしさ」を育むうえで重視しているのが、コンテンツの独自性だ。研修のプログラムは、グループの方針や現場の状況に応じて毎年ブラッシュアップを図る。