ID designer Yoshikoが行く 第97回 梅雨を「スカッ」と吹っ飛ばす 落語のつかみテクニック
え~、今年もはや半年が過ぎ、あら、と気がついたらもう梅雨でございますよ。何しろ、うっとうしい季節ですからね、こんなんじゃ景気までジメジメしそうだってんで、6月5日は「落語の日」、6月第1月曜日は「寄席の日」と、お 上かみも気を使ってくだすったんでしょうかね、ここんとこ、「お笑いの記念日」が続いているんでございます。
まぁ、タネを明かせば、「落語の日」は「6(らく)5(ご)の語呂合わせ」、「寄席の日」のほうは「寛政10年(1798 年)6月に初代三笑亭可楽が台東区の下谷神社境内で『風流浮世おとし噺』をしたのが江戸の寄席の始まり」という説があるからだそうで。だから何だ?と言われても困るんですが……。
それはさておき、梅雨の時期は、オフィスでも「だるい」「やる気が出ない」という方が多くて、「そりゃ、気合が足りないからだろう」などと部下を一喝する上司の方もいらっしゃいますが、どうも足りないのは「気合」だけではないようで。
何でも、低気圧が居座りますと空気中の酸素が少なくなり、副交感神経の働きが増すため、筋肉が緩み、血管が広がって、なんとなく「ダラ~っ!」としたくなる、とこれは科学的にも証明されておりまして。「梅雨ストレス」なんて言葉もあるそうでございます。なるほどねぇ~、って、ますますダラ~っとされても困るんですけど。
笑いを味方につける
梅雨であろうが猛暑であろうが、涼しい顔してスマートに仕事をこなすのがデキるビジネスパーソンでして、その方々がもっとイキイキできるように「学び」の側面からサポートするのがワタクシのお役目。
となりますと、この梅雨の季節、せめてセミナーやワークショップでは、「スカッ」とハレバレした気分を味わっていただきたくて。