第4回 スマホアプリで連絡事項 藤原英理氏 あおば社会保険労務士法人 代表
働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。
そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。
第4回 スマホアプリで連絡事項
当社の職場もほぼ全員がスマートフォン利用者。休憩時間にはスマホをいじっている従業員も多い。LINEなどのメッセンジャーアプリが流行った結果、ほとんどの従業員がアプリでつながっていて、仕事に関する内容もやり取りしているらしい。申し送り事項などの連絡に使っているようだ。私物を使っているので、会社で制限することもないのかもしれないが、問題が起きないか気になるところだ。どう対応すればいいだろうか。
私物携帯、どこまで活用?
昨今では、スマートフォンと共に、さまざまなメッセンジャーアプリが普及しています。グループ通話機能や既読確認ができ、スタンプなどの面白さもあり、爆発的に広がりました。
組織によっては連絡事項の共有や業務指示などをメッセンジャーアプリで行っている例も見られます。それによって業務連絡が楽になった、チームやプロジェクトごとにグループをつくることで情報共有が早くなった、というようなポジティブな評価もあります。逆に、終始、私物の携帯へ会社からの連絡が来るため、仕事のことを忘れられず疲れるという声もあるようです。