ハンガリーに学ぶ、考える力を伸ばす教育
考えるということは主体的に生きること
私たちの日常生活には考えるべき場面が多々ある。ところが最近では、自力で考えることは「面倒なこと」と捉えられがちだ。
その原因の1つは、サービスが充実し、考えなくても済む世の中になっていること。旅行ひとつとっても、パック旅行ならば、行き先を考えずに安く旅ができる。けれども、それでは他人が考えたルートをたどるだけで自分の自由を売っているともいえる。
考えるとは、主体的に生きることだ。旅行の行程という些細なことでも、自分は何に興味があり、何を見たいのかを、自分で考えて決断を積み重ねることで主体性が育つのだ。