巻頭インタビュー 私の人材教育論 自社の歴史を尊びノウハウや技術とともに文化や理念を継承する

1957年に自動車タイヤ用合成ゴムを造る半官半民の国策会社として誕生したJSR。歴代の経営者たちは、合成ゴムだけでは事業が先細りになることを案じ、電子材料などの新規分野への多角化を志向した。今、その多角化は実を結び、それぞれが中核的事業に育ち、同社の継続的な成長を支えている。2009年から社長となった小柴満信氏は、そんな堅実な同社でも、近年大切なものを薄れさせてきていると感じている。そしてそれを取り戻すのには、「歴史」――先人の知恵がカギとなるとも語る。その本意と、これからの人づくりへの決意を聞いた。

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