人材開発担当者5名が実践する自分と現場を元気にする方法
日々、現場の社員の育成やモチベーション向上のために取り組む人事・人材開発担当者たち。しかし、もちろんそんな本人たちも、時には悩み、モチベーションが下がることもある。では、彼・彼女らはどのように自らの心の変化に向き合っているのだろうか。また、現在「ポジティブ・メンタルヘルスケア」のために各社で取り組んでいることとは。現場を支援する彼・彼女らの生の声を聞いた。
世界の状況に目を向けて自分の状況を客観視!
業種:IT関係職種:管理役職:管理本部長
本来私は、プレッシャーの高い仕事を成し遂げたり、自分が掲げた目標をクリアすることに喜びを感じることができるタイプですが、ルーティン業務に追われると、元気でなくなってしまうこともあります。
そこで私が気をつけているのが、健康な状態を維持するということ。温泉に行く、睡眠を十分に取るなどは、何よりもモチベーションアップにつながります。
ですが、そうして気をつけていても、悩んでしまうようなこともあります。そんな時に私が行っているのが、視野を広くして、気持ちを切り替えることです。
世界には貧困にあえぐ人、戦争で生命が脅かされている人など、生活の基盤の部分で深刻な悩みを抱えている人が大勢います。そうした方々から見れば、自分は恵まれた環境にあります。悩んでいることも悩みのうちに入らないのかもしれません。
自分の世界だけで物事を見てしまうと、どうしても自分の悩みを必要以上に大きなことだと感じてしまうものです。
世界の現状や歴史を勉強することは、物事を大きな視点で捉える力を身につけ、必要以上に思いつめないためのココロのトレーニングにもなるのではないでしょうか。