ID designer Yoshikoが行く 第53回 なでしこの世界的評価をFacebookで調査!
タフな女子の代名詞
「撫子」といえばひっそり控え目なたたずまいが奥ゆかしい花であった。伝統的日本女子の美徳の代名詞である「大和撫子」もイコール「おしとやか」という意味だったから、そんな日本女子が、120分もピッチを全力で走り回るなんて、見上げるような外国人に猛烈タックルするなんて、絶対に「ありえなーい!」はずであった。それが、どうだ!「撫子」が「なでしこジャパン」になるや、世界の強豪を次々倒す快進撃。ついに2011FIFA女子ワールドカップで頂点に上り詰めてしまった。今や「Nadeshiko」は、世界を相手に一歩も引かないタフな女子、勝利を決してあきらめない女子の代名詞になってしまったのである。「Nadeshiko」のイノベーションについては、興味津々の分析が日本のメディアを賑わしている。「横から目線で女子と接する佐々木監督のフェミニスト・マネジメントがカギ」とか、「時にはハハ、時にはアネキのように後輩を癒す澤の母性的リーダーシップが原動力」など喧しいが、ここはやはり人材育成に携わる者として、また大和撫子のはしくれとして、海外の同業者たちがどう見ているのか、グローバルな評価も気になる。そこでFacebookに、「Nadeshikoについてのコメント求む。日本の優勝は当然?それとも意外?日本女子の強みって?」となにげに投稿してみた。すると翌日、なんと50を超えるコメントがぶらさがって、唖然!