社労士に聞く“職場あるある 管理職のもやもや解決 第14回 「禁煙スペースで喫煙する社員!」
円滑な職場運営は管理職の重要任務の1つ。けれども、さまざまな人が集う職場では日々問題が起こります。中には、手を出しにくいデリケートな問題も。かといって、放っておくと大事に発展することもあります。どうすべきか、もやもやと悩んでしまう管理職も多いことでしょう。ここでは、社労士のところによく持ち込まれる管理職の悩みをピックアップ。人事にも把握しておいてほしい、解決方法を紹介していきます。
今月のお悩み禁煙スペースで喫煙する社員!
最近、喫煙マナーのよくない社員がいる。オフィスは禁煙で、喫煙室を別途設けてあるが、残業時にたまにオフィス内でタバコを吸う社員がいたり、喫煙休憩を頻繁に取る社員に対する不満の声を耳にしたりする。喫煙する社員は、「ちょっと一服ぐらいいいだろう」「タバコ部屋でのコミュニケーションも有効だ」という感じで悪気もない。昔から続いていることでもあり、細かいことなのでいちいち注意するのも憚られるのだが、どうすればいいだろうか。
業務中の喫煙の問題点
大抵の会社の喫煙に関するルールは、「休憩時間内で、かつ会社が指定した場所であれば喫煙OK」となっているかと思います。ただ、さまざまな背景があり、こうしたルールが守られていない会社も数多くあります。打ち合わせ場所でタバコを吸うなどといった例もあるでしょう。何となく昔からの習慣ということで放置してしまうこともあると思います。