おわりに 失敗から学ぶ組織に必要な「自発性」と「関わり合い」
ELUTAS / PIXTA(ピクスタ)
失敗から学ぶ人の4つの特徴
「失敗は成功のもと」とはよくいわれるが、失敗をポジティブに捉えられる人は少数派だろう。実際弊社で行ったアンケート調査※でも7割弱が「失敗したくない」と回答し、失敗は怖い、できるなら失敗したくないと考えている人が多いことがわかる。しかし、失敗から学べることは多い。失敗を怖がり避ける人が多いなかで、いかに挑戦を促し、失敗から学ぶ文化をつくるのか。失敗から学ぶために必要なことは何なのか。本特集から振り返ってみたい。
まず、失敗から学び成長する人の特徴として、特定非営利活動法人失敗学会副会長の飯野謙次氏(OPINION1)は、以下4点を挙げている。
① 的確にその後の対応をする
② 失敗から立ち直る
③ 失敗経験を蓄える