JMAM通信教育優秀企業賞 表彰企業事例報告 アルフレッサ ファーマ 通信教育を昇格要件に取り入れて 階層ごとの基盤づくりに活用
医薬品・診断薬・医療機器および健康関連製品の製造・販売を通して医療に貢献するアルフレッサ ファーマ。同社は階層別教育に通信教育を取り入れ、2010年からは通信教育の推奨コース受講を昇格要件としている。予防から診断、治療の全ての医療プロセスで人々の健康に貢献する同社の人づくり、組織づくりの取り組みを紹介する。
Unmet Medical Needsにチャレンジする企業
日本一の医薬品卸を中心に、健康に関するあらゆる分野の商品とサービスを提供できる“ヘルスケアコンソーシアム”をめざす企業集団アルフレッサグループ。その一員であるアルフレッサ ファーマは、医薬品・診断薬・医療機器などの製造事業会社として、医薬品等卸売事業とも連携しながら、特徴ある製品の研究・開発・製造・販売に取り組んでいる。特に同社が積極的に取り組んでいるのが“Unmet Medical Needs”(未だ満たされていない医療ニーズ)への対応。社会環境が大きく変わる中で、次々と新たな医療ニーズが生まれてくる。それに対応するユニークで存在感のある医薬品・診断薬等の研究・開発にチャレンジしているのだ。人事部長の吉村裕之氏は次のように語る。「当然、社員にはもっと上をめざした思考や発想が求められます。特にマネジメント職は、一段高いところから全体を俯瞰して行動に移すことができる人材を求めています」同社が求める人材の基本的な姿は、次の通りだ。『キラリと光る! ユニークで存在感のある社員』1.自らの個性と特徴を活かせる活力ある人材2.専門知識・能力・強みを磨き、発揮し、志を貫く人材3.自発力(自ら学び・自ら考え・自ら動き・自ら成果を上げる)と影響力を発揮できる人材4.ひたむきで誠実な人材(伝統である実直さ・共生意識の高さ・我慢強さ)5.チーム力(絆を重視し、自らの成長をチームの成長につなげる力)を発揮し、チームを牽引できる人材6.時間力(時間を最大限有効に使える力)を持ち、有意義な人生を送れる人材そのうえで、マネジャー層には吉村氏が言うところの「俯瞰する視点と行動力」が求められる。
昇格要件に通信教育を導入