連載 脱カタカナ語!! 日本語による人材開発⑥ 今月のキーワード▶ 協調学習
人が学ぶということは個人の努力であり行動であり、変革である。しかし、他の人との相互作用、相互交流によって、その学びは深く大きな変化をもたらすと言われている。それが協調学習、あるいは協働学習と呼ばれ、さらに技術の進歩は電子支援による協調学習も可能にしてきている。
学びを深める協調学習と
電子支援協調学習
単なる集団学習と協調学習は異なる
前回、人は経験(行動)から学ぶが、そこには自省が重要であることを考察した。その自省を促進するのは学習仲間であり、講師やアドバイザーの指摘やフィードバックである。まさにこうした他者との相互作用、相互交流によってわれわれは学び、学びをさらに深めるというのが協調学習の考え方である。そうした個人での学習形態に対し、グループでの学習形態を協調学習(コーポラティブ・ラーニング)、ないし協働学習あるいは協創学習と呼んでいる。