連載 スポーツで学ぶメンタル塾⑧ ミスした時ほどはしゃいで笑う
バレーボールほど、「流れ」が影響するスポーツも珍しい。ひとつのプレー、ひとつのタイムで流れが変わり、決まっていたスパイクがことごとくブロックされたり、入っていたサーブが入らなくなったりする。
これは、極めて短いスパンで攻守が入れ替わり、そこにチャンスとピンチの交錯があるからだろう。チャンスを逃した側は「しくじった」というマイナス心理に陥り、ピンチをしのいだ側は「よし行ける」というプラスのエネルギーを得る。このプラス・マイナスが心理的な高低差をつくり、流れになっていくわけだ。