連載 脱カタカナ語!! 日本語による人材開発⑪ 今月のキーワード▶ 学習する組織
人材開発は個人に焦点があてられがちであるが、個人同様に組織も開発、学習することが明らかになっている。
1970 年代から1980 年代には組織開発として議論されたが、1990 年代以降登場した学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)を考えよう。
学習できる組織が
改革・転換を可能にする
個人の学習に対する組織の学習
学習は個人のみが行うものではなく、組織も学習することが明らかにされ、個人学習に対して「組織学習(オーガニゼーショナル・ラーニング)」として注目されてから久しい。その組織学習を積極的に進めることができる組織づくりが目指され、すなわち「学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)」構築が1990年代以降、世界的に企業の重要戦略課題になってきている。