重重無尽 日本人として議論するための縦軸と横軸
英語で教育という意味の「エデュケーション」は、もともと「良いところを引き出す」という意味だそうですが、その通りだと思います。日本では注意を与える教育が多いですが、アメリカでは優れた部分を引き出す教育が行われています。
私の場合は、若い人材が入ってきた時、「自分が世界で起きた出来事の当事者だったら、どのような判断をするか」を考える訓練をするようにと話しています。なぜなら、現在、日本企業の約4割が海外で収益を上げ、海外長期滞在者は約80万人もおり、海外でのグローバル戦略抜きで事業を考えることはできなくなっているからです。
特に、JETROは貿易と投資を通じて、海外で事業を行う日本企業の支援を行っており、政治の状況や環境問題などに影響されることが多いので、自分ならどう判断するか普段から訓練する必要があるのです。