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今月のテーマ:中堅社員
■中堅社員
「中堅社員」という言葉には決まった定義があるわけではなく、複数の使用法が混在している。
年代と役割区分で整理すると、新人期間を過ぎた20代後半から30代前半の世代で、主にロワー・マネジメント層(リーダー、係長、主査、主任等)を「中堅社員」とするケースと、その上の世代、30代後半から40代以降のミドルマネジメント層(課長等)を示すケースとがある。前者の使用例としては、松尾睦氏(神戸大学大学院教授)がアンダーソン(John R. Anderson)の学習モデルに即して行った、日本のホワイトカラーに対する調査がある。また後者の例では、野田稔氏の書籍『中堅崩壊』が挙げられる。